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2026.08.19

第42回読売広告大賞/第7回読売マーケティング賞/第18回読売・日テレAOY 贈賞式レポート

読売新聞社は7月1日、「第42回読売広告大賞」と「第7回読売マーケティング賞」の贈賞式を都内で開催し、読売広告大賞「グランプリ」を受賞したロート製薬と読売マーケティング賞「グランプリ」を受賞した公益財団法人JKAにトロフィーを贈呈しました。引き続き、日本テレビ放送網とともに主催する「第18回読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー(AOY)」の贈賞式が開かれ、サントリーホールディングスが表彰されました。

第42回読売広告大賞 贈賞式

読売広告大賞は、1984年に読売新聞創刊110周年記念事業としてスタートし、第42回を迎えた今年は、2025年度(2025年4月~2026年3月)に読売新聞に掲載された広告を対象に選考委員が審査を行いました。その結果、「グランプリ」1作品、「準グランプリ」2作品、地域性や話題性の観点で各本支社の推薦があった作品から選考委員が優秀と認めた作品の広告主に贈られる「エリア賞」3作品、8の部門ごとに選考委員が優秀と認めた「部門賞」16作品(最優秀賞8作品、優秀賞8作品)を選定しました。

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グランプリ ロート製薬(2025年10月10日朝刊)
準グランプリ セコム(2025年6月7日朝刊)
準グランプリ ポプラ社(2025年7月18日朝刊)

読売新聞グループ本社 山口寿一社長あいさつ

贈賞式の冒頭、主催者を代表して読売新聞グループ本社の山口社長があいさつしました。

読売新聞グループ本社
山口寿一社長

この中で読売広告大賞と読売マーケティング賞について、「受賞者の皆様、まことにおめでとうございます。読売広告大賞が今年42回目を迎えることができましたのも、広告主の皆様のご高配のたまものと深く感謝申し上げます。今回の受賞作品は新聞広告の特性を深く理解したものが勢ぞろいしたという印象です。グランプリのロート製薬様の未来新聞は思わず目が留まるとてもインパクトのある広告でした。10月10日の目の愛護デーにあわせて掲載され、日付のある新聞というメディアの特性を上手に生かしました。準グランプリのセコム様の広告も長嶋終身名誉監督が亡くなった直後に掲載され、読者の方々の共感を集めました。私個人としても非常に心を動かされて感謝の思いを深くした広告です。ポプラ社様の広告は、社会問題への一つの答えを伝えたもので広告もまたニュースであることを示されました。
読売マーケティング賞は7回目となり、受賞作品はますます多彩になっています。グランプリのJKA様は、競輪選手という職業の認知向上のために、新聞とデジタルに漫画のIPを掛け合わせた統合型のプロモーションを展開されました」と述べました。

また、「読売新聞はこうした統合型の提案力をさらに強化するべく、大阪本社、西部本社に新たな部署を設けて、東京本社と合わせて3本社で取り組む体制を整えました。日本テレビや系列局との連携を活発にして、今後も広告主の皆様にお役に立てるよう行動してまいります。読売新聞の発行部数のシェアは、全国紙の中で45%、首都圏では50%を超えるにいたっております。総合メディアグループとして新聞社の枠にとらわれないさまざまなご提案をして、皆様の課題解決に貢献できますよう一層努力してまいります」と読売新聞社の新たな体制を紹介し、広告主をはじめ新聞広告にかかわる方々への感謝の言葉とともに締めくくりました。

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山口社長のあいさつの後、選考委員の座長を務めたクリエイティブディレクターの谷山雅計さんが審査講評を行いました。

読売広告大賞 谷山雅計 選考委員座長 審査講評

谷山雅計氏
クリエイティブディレクター
コピーライター

批評性や時代性のある作品に評価が集まる

グランプリのロート製薬は、「スマホ疲れ」という今の世相を上手に生かした質の高いユーモア広告であり、これから新聞、新聞広告がどう変化していくかを考えるきっかけになる、批評性や時代性がある、この1年を代表する作品だったと思います。
準グランプリの2作品にも批評性と時代性があてはまります。セコムの広告からは、未来に向けての希望、ポジティブさが伝わってきました。セコムが長嶋茂雄さんと長年にわたり、非常に強い信頼関係、大きな実績を残してきたという財産が土台にあるからこそ、見る人に何倍も強く訴えてくる力がありました。

ポプラ社の広告は、出版社と自動車メーカーが手を取り合って、「子どもが車に閉じ込められてしまう」という社会課題を解決しようというジャーナリスティックな取り組みでした。絵本のキャラクター使って子ども自身に呼びかける試みが非常に優れていました。広告として声をかけるだけでよしとするのではなく、実際にこういうことをやるべきだという意志が素晴らしく、社会的メッセージを届けるために新聞という公共性や信頼性の高いメディアが選ばれたことに大きな意義があると考えました。

今回、数多くのすぐれた広告作品が賞を獲得し、特にグランプリ、準グランプリの3作品は、「今の時代の鏡」であると感じています。未来から振り返った時、2025年と2026年は、世の中にこういう出来事やこういう課題があり、人々がどう動こうとしていたかがわかる選択になりました。

2027年、また新しい広告が生まれてきます。その広告が見る人にとって「今ってそういう時代だったよね」と感じさせてくれて、心を動かされ、行動につながるような新しい素晴らしいクリエイティブに「来年も出会いたいな」と、選考委員の一人として大きな期待をしています。

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グランプリを受賞したロート製薬の梅岡久執行役員マーケティング&コミュニケーション部部長には、読売新聞東京本社の村岡彰敏社長からトロフィーが贈られました。

(右)ロート製薬 梅岡久執行役員マーケティング&コミュニケーション部部長
(左)読売新聞東京本社 村岡彰敏社長

受賞者あいさつ
読売広告大賞 グランプリ受賞 ロート製薬株式会社
梅岡久執行役員マーケティング&コミュニケーション部部長

ロート製薬株式会社
梅岡久執行役員マーケティング&コミュニケーション部部長

目を酷使する日常生活への問題提起に

昨今、スマートフォン、パソコンといろんな場所で、日常の中で目を酷使する場面が非常に多くあると思います。我々は、このように目に大きな影響を与えている、目を酷使していることに気づかずに日常生活を続けていることが社会的な問題であるととらえています。

今回の企画ですが、いわゆる“広告を見てもらおう”というものではなく、目の健康について一度、生活の中で立ち止まって考えるきっかけをみなさまに持っていただければというのが狙いです。新聞という一番信頼性のあるメディアで啓発活動を行うことで、より社会に大きな影響を出せると思っています。今回の広告には、この問題に気づいていただければという我々の願いが込められています。

ロート製薬は創業以来、目の健康について本当に真摯に取り組んできた会社です。今後も一人でも多くの方に見える喜び、目の健康を我々なりに提供できるよう努力してまいります。みなさまにもそういったことを考えて過ごしていただきたいなと思っております。

我々は製品、サービス、会社の認知や理解を促進したいという思いから広告活動をしていきますが、経営理念に通じる今回のような社会に対する投げかけや啓発活動はもっと大切だと考えています。
広告は人の心を動かして行動を変える、社会を一歩前に前進させる力があります。我々はもちろん頑張りますが、ここにいる代理店の方、制作会社の方、メディアの方、みんなが一緒になってそういった活動ができれば、もっといい社会になっていくと信じています。


第7回読売マーケティング賞 贈賞式

広告大賞に続いて、読売マーケティング賞の贈賞式が開かれました。選考委員長の加治慶光・シナモンAI会長兼CSDO/日立製作所 Lumada Innovation Hub Senior Principalと、選考委員の八塩圭子・東洋学園大学教授/フリーアナウンサーが出席しました。

読売マーケティング賞は、読売新聞社のリソース(本紙、イベント、YOMIURI BRAND STUDIOなど)を活用したマーケティング活動で優れた成果を上げた企業・団体などに贈られます。
第7回のグランプリはJKA、準グランプリには、関西電力とハリー・ウィンストン・ジャパンが輝きました。また、インターナショナルモード誌『marie claire』を活用した優れたマーケティング活動を顕彰する「marie claire賞」は、ルイ·ヴィトン ジャパンが受賞しました。

読売マーケティング賞のグランプリを受賞したJKA木戸寛会長に村岡彰敏社長から、準グランプリの関西電力の川畑公人広報室メディア広報グループ部長、ハリー・ウィンストン・ジャパンの佐々木やよいマーケティングディレクター、marie claire賞のルイ·ヴィトン ジャパンの伊東麻由子シニアヴァイスプレジデント マーケティング&コミュニケーション/マーチャンダイジング&VMに、読売新聞東京本社の安部順一副社長からトロフィーが贈られました。

(右)公益財団法人JKA 木戸寛会長
(左)読売新聞東京本社 村岡彰敏社長

読売マーケティング賞 加治慶光 選考委員長 審査講評

加治慶光氏
シナモンAI会長兼CSDO/日立製作所
Lumada Innovation Hub Senior Principal

人間がAIにまさる判断力の旅へ

世界的規模でAIと人間をめぐる議論が巻き起こっています。その年のテクノロジーの動静を左右する「コンシューマーエレクトロニクスショー」(CES)が毎年1月に米ラスベガスで行われます。2026年は、コンサルティング会社マッキンゼーの経営トップが登壇し、「人間がAIにまさる3つの力」について話をされました。一つ目が「志を育む力」、2つ目が「真の創造力」、3つ目が「人間らしい判断力」でした。

「競輪選手になって人生を変えてほしい」「現在と未来の万博をつなげて、ゼロカーボン社会に貢献したい」「美しい商品を夢見ながらホリデーシーズンを豊かに過ごしてもらえたら」「エスプリに出会う旅に思いをはせ日常を彩ってほしい」こうしたスポンサーの皆様の高い志の一つ一つが、InstagramやTikTok、マンガ、冊子、映像、そういったIPなどのユニークな組み合わせ、心を打つ広告表現といった真の創造性と出会った。その結晶としての受賞作品群だったと思います。人間がAIにまさる能力の1つ目と2つ目が結実したものではないでしょうか。

3つ目の人間らしい判断力は、どうでしょう。読売新聞が創刊150年にあたる2024年に展開した「変われ、読売。変わるな、読売。」というブランドキャンペーンのメッセージを引用します。私は新しいことに挑戦し、時代に合わせて変わる姿勢と、変わらないジャーナリズムの価値を維持、そしてその二つを両立させていく決意表明と理解しました。継続性が重要である企業にとって、変えるところと変えないところの特定は、人間らしい判断力が最も必要とされる代表的な例です。

読売マーケティング賞は、ジャーナリズムの価値を変えないと宣言しつつ、テクノロジーやIPなどの最新ツールを駆使して変えるところを切り開き研ぎ澄ますための刃の切っ先としてマーケティングの未来を切りひらいていく読売グループならではの賞でありたいと願っています。スポンサーの皆様とともに歩む「変える」「変えない」をめぐる、人間らしい判断力の旅、引き続きご一緒できれば光栄です。

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受賞者を代表して、JKAの木戸寛会長が、受賞作品が生まれた背景や企画内容について話されました。

受賞者あいさつ
第7回読売マーケティング賞 グランプリ受賞 公益財団法人JKA
木戸寛会長

公益財団法人JKA
木戸寛会長

競輪選手という職業を多くの人に知ってもらう好機に

このたびは読売マーケティング賞のグランプリに選出していただき誠にありがとうございます。今回のプロモーションを通して、競輪選手という職業を幅広い方々に知っていただきたいという思いのもとで展開してまいりました。コラボした『MOGAKU』は、愛する家族のために競輪選手を目指す高校生が個性豊かなライバルたちと競い合いながら成長していく熱血青春マンガです。その舞台であるJKAの日本競輪選手養成所をフィーチャーし、「ここで人生変えてけ/ CHANGE THE GAME」をメインキーワードに競輪選手という職業を紹介しました。

制作にあたっては、作画を担当いただいたグミさんと原作者のマルさんに、アスリートである競輪選手の生き様と人間模様をリアルに描いていただき、多くの方々に競輪選手の魅力を伝えていただきました。秋田書店をはじめとする関係者の皆様に多大なるご協力を賜りましたこと感謝申し上げます。

競輪は日本発祥のスポーツで、人の力だけで競い合い、一瞬の判断が勝負を分ける緻密な駆け引きが大きな魅力です。また、日本語のまま「ケイリン(KEIRIN)」として、オリンピックの正式種目に採用されている日本発祥の競技です。日本のナショナルチームには、2028年ロサンゼルス五輪でメダル獲得が期待される競輪選手が多く在籍しています。間もなく、その出場権をかけた戦いが全世界で始まります。今回の受賞を機に、多くの方々が競輪選手という職業に目を向けていただくことを期待しています。


第18回読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー 贈賞式

この後、「第18回読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」の贈賞式が行われました。受賞したサントリーホールディングスを代表して、サントリーホールディングスの鈴木あき子執行役員コミュニケーションデザイン本部長に日本テレビ放送網の杉山美邦会長からトロフィー、読売新聞グループ本社の山口寿一社長から副賞が贈られました。

(左から)読売新聞グループ本社 山口寿一社長、サントリーホールディングス 鈴木あき子執行役員コミュニケーションデザイン本部長、日本テレビ放送網 杉山美邦会長

「読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」は、読売新聞と日本テレビでその年のエポックとなる顕著な広告活動を行った企業や人物に贈られます。

サントリーは、新聞メディア関連では、大阪・関西万博の期間に開催された、大阪市主催のフードイベント「大阪グルメEXPO」に特別協賛し、事業運営を担当する読売新聞社と協力しながら集客促進や商品の販促施策を実施しました。また2023年度より囲碁界の最高棋戦「棋聖戦」(主催:読売新聞社、日本棋院、関西棋院)の特別協賛社となったほか、長年にわたり掲載している新成人/新社会人への応援メッセージ広告では2025年より三谷幸喜氏を執筆者に起用するなど、読売新聞社のリソースを多方面で活用した広告活動を行いました。

一方、テレビCMを「マス認知の起点」として位置づけ、人気バラエティ、ドラマなど幅広いジャンルの番組でネットタイムレギュラーを提供。「笑点」や「ぐるナイ」では商品連動のオリジナルCMを展開し、「THE DANCE DAY 2025」ではダンサー起用のインフォマーシャルをTVerへ二次展開するなど戦略的な出稿姿勢が際立ちました。また「ミュージックデイ」では幕張メッセでのサンプリングイベントを実施するなど、コンテンツと体験を掛け合わせた統合型マーケティングも体現しました。


読売・日テレ 広告感謝の会を開催

続いて、日頃お世話になっている広告主や広告会社の皆様をお迎えしての「読売・日テレ 広告感謝の会」が開かれ、約1100人が参加しました。