2004年創業のフローレンスは、保育福祉の認定NPO法人で、当初は訪問型の病児保育事業から始まりました。その後、活動を通じて現場で出会う様々な課題や困難に対する解決策として、保育園運営や障害児保育にも事業を拡大し、2016年からは、「赤ちゃん縁組事業」をスタートさせました。
保育園の事業を展開していくなかで、マルトリートメント(maltreatment)と呼ばれる不適切な養育の現場に出会うことが、一定の割合でありました。調べてみると、その背景として、予期せぬ妊娠によって子どもを授かり、出産後もさまざまな葛藤の中で養育困難を抱えてしまうケースも少なからずあることを知り、妊娠期から相談に乗りサポートしていく必要があると考えたからです。
養親を希望するご夫婦をメインでサポートするのは児童福祉や母子支援の現場での経験が豊富な相談支援員です。養子となる赤ちゃんが持つ個性や背景はひとりひとり様々です。養親となるご夫婦のそれぞれの強みを見極めることで、その赤ちゃんが最も幸せになれるご夫婦とマッチングします。